私はWebデザインを学びたいと思い、いくつかスクールを探していました。
その中でデジタルハリウッドのWebデザイナー養成コースを選択し、半年ほど通いました。
実際に通った側の口コミとして、今回はまとめてみたいと思います。
デジハリに行こうか迷っている人などに参考になれば幸いです。
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Contents
デジタルハリウッドのWebデザイナーコースとは?
講座の名前の通り、Webデザイナーになるための勉強をするコースです。半年間の受講期間があり、以下の項目を勉強します。
- AdobeのPhotoshop,Illustrator,XDの使い方
- HTML,CSSのマークアップ言語
- 簡単なJavaScript,jQueryといったプログラミング言語
- Webデザインをするにあたって彩色やレイアウト
- Webデザイナーとして仕事をする流れ
- 実際にWeb制作していく実践課題
この内容を半年かけて勉強していく感じです。
また通学するオフラインコースなので平日コース、週末コースなど校舎によって通学する曜日は異なります。
大体10人ちょっとの同期メンバーがいて、授業はその人たちと一緒に受けます。
受講金額は50万円程。
行くとなると、結構な投資となりますね。
デジタルハリウッドのWebデザイナーコースの勉強の流れ
基本的には動画学習です。デジハリのラーニングシステムを通じて、動画コンテンツがあるので、それぞれを各自見ていくのが基本的な流れとなります。
これは校舎でも、自宅でも見ることができます。
動画の内容は講師が扱っているソフトウェアやエディタを見て、実際に自分も手を動かしてみたりする感じです。
また提出しなければならない課題も用意されています。
その課題は、各教室に在籍しているトレーナーの方に見てもらい、評価を貰ってフィードバックを受けます。
流れとしては、
- 動画学習で基礎知識を学ぶ
- 課題書を見て、課題に取り組む
- トレーナーに課題を提出して、フィードバックを貰う
デジタルハリウッドのWebデザイナーコースの授業は?
通学式のオフラインの特徴として、週末に校舎に集まって授業がある日があります。ここでは実際にWebデザインを仕事にしている講師からレクチャーを受けることができます。
具体的には、
- Webデザインのトレンドの紹介
- 彩色の考え方
- デザインを仕事にするにあたっての要件定義の仕方
実際にデジタルハリウッドのWebデザイナーコースに通ってみてどうだったか
結論から言うと、通学のコースはどちらかといえば行って良かったと思います。ただし完全オンラインなら正直なところ、大金を叩いて行くのは微妙なところです。
以下、自分にとってデジタルハリウッドに行って良かったところ、微妙だったところを挙げます。
デジタルハリウッドのWebデザイナーコースに行って良かったこと
コワーキングスペース的に作業できる場所がある
通学制ということで、教室が開放されています。そこで備え付けのパソコンを利用して勉強したり、パソコンを持ち込んで勉強することが可能です。
教室はお洒落で落ち着いた環境なので、しっかり集中することができます。
私は自宅での勉強が苦手なので、教室が開放されていて、コワーキングスペース的に利用できたのは、かなりのメリットでした。
なかなか自宅で勉強に集中できないという人は、教室に通うことで集中モードに入ることができると思います。
トレーナーにデザインや技術の質問できる
教室にはある毎月決まった時間にトレーナーが割り当てられます。その時間を用いて課題の添削をしてもらったりできます。
他にも技術的につまっているところや、デザインで悩んでいることも気軽に相談できる環境なのが良かったポイントです。
教室に生徒がたくさんいた場合は、なかなかトレーナーとの時間の確保が難しいですが、そうでなければじっくりと時間をかけて相談に乗ってくれます。
トレーナーは現役のフリーランスデザイナーやエンジニアの方が担当されており、しっかり質問に答えてくれます。
オフラインのスクールのメリットは、断然この点にあると思います。
交友関係が広がる
オフラインの通学制スクールということで、同期入学の方がいます。同じ目標に向かって歩むということもあり、モチベーションの維持にも役立ちます。
様々なバックグラウンドの持ち主と出会えるので、人生においての刺激にもなります。
同期の他にも、講師の人やトレーナーの方々など、顔の見えるオフラインだからこそ、繋がりが持てるのがポイントです。
コミュ力があるのであれば、通学制のスクールに行くことがオススメですね。
デジタルハリウッドのWebデザイナーコースに行って微妙だったところ
動画教材が単調で無駄に長い
卒業要件として、動画教材を全て見る必要があります。しかしその教材が単調な上に長いです。
大体2倍速にして、ようやくテンポよく見られる感じですね。
正直全てを根気よく見ようとすると、かなりしんどいです。
また内容も同じようなことを繰り返して言っているような箇所もあり、「教材としてどうなの?」と疑問に思うことがあります。
もしデジハリの教材内で完結するのであればいいのですが、この教材の知識だけではWebデザイナーになるのは難しいです。
例えばコーディングをするにあたってCSSはSassを使うのが業界では普通のようですが、デジハリの教材にはSassの「S」の文字すら出てきません。
より深く学ぼうとすると、自分で知識を開拓する力と自走力が求められます。
PHPとWordPressの追加講座の質
Webデザインの他にも、追加で費用を払えばPHPとWordPressの動画講座を受けることができます。私もその講座を取りましたが、この講座を取ることは全くもってオススメしません。
PHPは簡単な範囲をさらっと通してやるだけです。
さらには校舎に備え付けのパソコンは、PHPの学習に対応していません。
PHPの講座を提供しているのにですよ??
これならば、Progateで1000円払ってPHPコースを学ぶ方が、お金もかからずにそれなりに深く勉強できます。
WordPressは3年くらい前に撮られた映像を見るのですが、教材となるデザインが壊滅的にダサく、このコースを取ったからといってWordPressでテーマを作れるかというと作れません。
WordPressの講座を取るならば、以下の参考書を買った方がよっぽど有意義です。
この点については、本当に失敗しました。
リンク
デジタリハリウッドのWebデザイナーコースを上手く活用する方法
交友関係を広げて、モチベーションを高く持つ
オフラインの通学制のメリットはここにあると思います。同期の人と仲良くなり、コミュニティを作っておきましょう。
これならば勉強に億劫になっても、モチベーションを維持できる環境に身を投じることができます。
もくもく会やランチ会など、悩みを共有したりお互いでアドバイスをしたりなど、独学ではできないことをしっかりやっておきましょう。
トレーナーを有効活用する
正直なところ、大金を出した理由はここに全てがあると思ってもらっていいと思います。自分で色々と勉強していって、どうしても分からないことがあれば、トレーナーに質問していきましょう。
トレーナーを有効活用できないのは、本当にもったいないです。
デザインやマークアップ、プログラミングの知識をより高めていきたいのであれば、トレーナーに建設的な質問をすることで、さらにレベルアップできます。
教室を活用する
デジハリはどの教室も、綺麗でお洒落なところが多いです。気分転換にも、集中モードに入るためにも、デジハリの教室の環境を有効活用していきましょう。
大金の学費の価値は、トレーナーに質問できることと、教室の利用費だと思っているくらいです。
独学で勉強して自走する力を身に付ける
正直なところ、デジハリの動画教材だけでは勉強量としては足りません。必ずインターネットを駆使して情報収集して、独学力を身に付けてください。
マークアップ、プログラミングであれば、Progateやドットインストール、Udemyを活用する。
デザインはいろいろなサイトを見るなど。
そこで分からない場所があれば、トレーナーに聞いてみるなど、環境を最大限活用しましょう。
はっきり言います。デジハリは受け身であれば、行く価値がありません。
しっかり自ら進んで学ぶことを意識して、勉強していきましょう。
デジタルハリウッドのWebデザイナーコースに行くことが向いている人
デジハリのWebデザイナーコースが向いているのは、以下のような人です。- 教室に通って、教室、トレーナーを有効に活用できる時間がある人
- 入学の同期やトレーナー、講師と仲良くなれるコミュ力がある人
- 自身で自ら勉強していく独学力がある人
- 自身で課題を解決できる能力がある人
傾向としては、基本独学で勉強できるが、もっと身を引き締めて勉強したいだとか、交友関係を広げたいという人にオススメです。
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デジタルハリウッドのWebデザイナーコースが向いていない人
一方で下記の人にはデジハリはオススメできません。- 教室になかなか通えず、トレーナーとの時間を作れない人
- コミュ力に自信が無い人
- 勉強は受け身で、ググり力がなく独学する力がない人
- 他責な人
またデジハリにはオンラインコースもあるようですが、最大のメリットである教室の利用、トレーナーとの交友がないため、オンラインコースは一切オススメしません。
まとめ
実際にデジタルハリウッドのWebデザイナーコースに通ってみての感想でした。正直この環境を生かすも殺すも、通う人の意識次第だと思います。
上手く生かせられれば、一生物の交友関係を築き上げることができますし、世界も広がります。
一方で大金を出して無駄な時間を過ごしたという人もいるかと思います。
話によれば、入学してもその半年の卒業率は思ったよりも低いようです。
途中で挫折してしまう人も多いのだとか。
入学を考えている方は、今一度本当に自分が向いているか、検討してみてはいかがでしょうか。
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